レシピを見るたびに知らない調味料が増えていく——自炊あるあるです。でも和食の設計は昔から変わらず、基本の10本があれば定番料理の9割は作れます。

結論:まず「砂糖・塩・酢・醤油・味噌」のさしすせそ+「油・みりん・料理酒」の8本、そこに「だし・こしょう」を足した10本が基本セット。選び方の基準は①原材料がシンプル ②1〜2ヶ月で使い切れるサイズ ③本みりん・純米酢など「本物表記」。合計5,000円前後で一生モノの基礎が整います。

基本の10本と選びの基準

調味料 選びの基準 目安サイズ
砂糖 上白糖orきび糖。どちらでも 1kg
精製塩+あら塩の2種あると便利 各1つ
「米酢」表記(穀物酢より丸い) 500ml
醤油 濃口。開封後は冷蔵or鮮度ボトル 500ml〜1L
味噌 好みの地域の味。だし入りはだし記事と併読 750g
油の記事の3本体制
みりん 「本みりん」表記(みりん風調味料と別物) 500ml〜1L
料理酒 食塩無添加の「清酒」だと塩分計算が楽 500ml〜1L
だし 顆粒+だしパック
こしょう ミル付き黒こしょうが1本あれば 1本

▼ この記事のイチオシ

「本物表記」を3つだけ覚える

安い代替品と本来の物が並んでいる棚では、この3つだけ表示を見てください。

  1. 本みりん vs みりん風調味料:みりん風はアルコールがなく照り・コクが弱い。価格差は小さいので本みりん推奨
  2. 米酢 vs 穀物酢:穀物酢はツンとしがち。飲む・ドレッシング用途があるなら米酢
  3. 清酒(料理酒) vs 加塩料理酒:加塩タイプは塩分2〜3%入り。レシピの塩加減が狂う原因になります

増やすのは「10本が回ってから」

オイスターソース・豆板醤・ナンプラー・バルサミコ……足すのはいつでもできます。判断基準は「その調味料を使うレシピを月2回以上作るか」。1回きりの料理のために買った瓶が、冷蔵庫の奥地層になります。

保存の基本

  • 醤油・味噌・開封後のみりんは冷蔵が無難(風味の劣化が遅くなる)
  • 砂糖・塩は湿気対策で密閉容器へ。固まった砂糖は霧吹き一拭きで戻ります
  • 粉物(小麦粉・片栗粉)は防虫の観点で冷蔵庫が定番になりつつあります

よくある質問

Q. 高い調味料から揃えるべき? A. 逆です。まず標準品で10本を揃えて料理を回し、「一番使う1本」だけ良い物に格上げする——上達も節約も両立します。

Q. 白だし・めんつゆは基本セットに入らない? A. 優秀な時短調味料ですが「醤油+みりん+だし」の複合品なので、基本10本があれば自作できます。持つなら分量調整の効く白だしがおすすめです。


調味料は「たくさん持つ」より**「10本を切らさない」**。棚を今の10本に整理するだけで、買い物も味付けも一気にシンプルになります。