油売り場には健康系・高級系が並びますが、まず整えるべきは種類より**「使い切れるサイズ」**です。油は開封した瞬間から酸化が始まる、鮮度のある調味料です。

結論:基本は「主力油(サラダ油orこめ油orキャノーラ)+オリーブオイル+ごま油」の3本。ボトルは1〜2ヶ月で使い切れるサイズが上限で、一般家庭なら主力600g〜900g・オリーブ500ml・ごま油200〜400gが目安。大容量の徳用は使用量の多い家庭だけの正解。

3本体制の役割分担

役割 目安サイズ
主力油(サラダ・キャノーラ・こめ油) 炒め・揚げ・お菓子 600〜900g
オリーブオイル 洋風の炒め・ドレッシング 250〜500ml
ごま油 中華・和え物の香りづけ 200〜400g

バター・ラー油・MCTなどは「4本目以降」。3本が回ってから足せば十分です。

サイズは月間使用量から逆算

月間使用量の目安:炒め物1回 大さじ1(約12g)/揚げ物1回 300〜600g

料理スタイル 主力油の月間消費 適正ボトル
炒め物中心(揚げ物なし) 300〜400g 600g級
週1揚げ物あり 1kg超 900g〜1.3kg級
揚げ物ほぼ毎週+大家族 2kg〜 徳用1.5kg級もアリ

「安いから」で1.5kgを買って半年かける——これが酸化した油を使い続ける典型パターンです。安さより回転を優先してください。

酸化を防ぐ3原則

  1. 光を避ける:コンロ横のラック常置は最悪の置き場所。シンク下など冷暗所へ
  2. 熱を避ける:同上。コンロ周りは調理中だけ
  3. 空気を避ける:注ぎ口の小さいボトル・密閉キャップを選ぶ(最近の鮮度ボトルはここが進化しています)

ごま油は焙煎の香りが飛びやすいので、大瓶より小瓶をこまめにが鉄則です。

▼ この記事のイチオシ

揚げ油の再利用と捨て方

  • 再利用は2〜3回まで・こして保存が一般的な目安(色が濃くなる・泡が消えない・においが出たら終わり)
  • 捨てるときは凝固剤か、牛乳パック+新聞紙に吸わせて可燃ごみへ(自治体ルールに従ってください)。排水口に流すのは配管詰まりと環境負荷の点でNGです

よくある質問

Q. オリーブオイルの「エキストラバージン」は必要? A. 生食(ドレッシング・仕上げ)に使うならエキストラバージン、加熱だけならピュアでも十分です。1本だけ持つならエキストラバージンが兼用できます。

Q. こめ油・アマニ油はどう位置づける? A. こめ油は酸化に強くクセがなく、主力油の有力候補です。アマニ・えごまは加熱NGの生食専用なので、4本目として目的が明確な人だけどうぞ。


油の正解は銘柄より回転です。今使っているボトルの開封日を思い出せないなら、次はワンサイズ小さい瓶にしましょう。